先週末に久しぶりに、台中の「第二市場」に行ってきました。
「第二市場」は、台中の地元の人たちの台所であるだけでなく、有名な観光スポットにもなっています。
というのも、100年以上の歴史を持つ、とても古い市場だからです。
◆第二市場の歴史
日本統治時代、日本の役所は、現在も残る<旧台中市政府>にありました。
周辺には銀行や市場などがあり、この辺りは当時の人々の経済や生活の中心地となっていました。
「第二市場」もその時代の1917年に完成し、当時は「新富町市場」と呼ばれ、多くの日本人の台所として活躍していたそうです。
今回は、「第二市場」の中にあるお店ではなく、その近くにひっそりと佇む屋台について紹介します!
◆天天饅頭
このお店は、台湾の人であれば、知らない人はいない〈揚げドーナツ〉のお店です。
第二市場から少し離れた小さな路地の中にポツンと佇んでいますが、毎日行列ができる大人気店です!
小さな屋台のお店ですが、60年以上の歴史を持つ老舗です。
民国38年創業なので、70年近くこの場所で販売を続けています。
当時から、1粒5元で販売していたようで、今でもその値段は変わりません。
お店の横には、これまで数々の取材を受けてきた新聞・写真が飾られています。
最近では、台中市の前市長や現市長もこのお店に訪れるほど、創業当時から現在まで、台中市民に愛され続けているお店です。
1粒5元!
〈揚げドーナツ〉で、中にあんこが入っています。
日本人の私でも、どこか懐かしい味を感じます。
私は土曜日のお昼前に行ったのですが、ちょうど人が少なく、すぐに買うことができました。
行列に出くわすかどうかは運次第です。
皆さんも台中に遊びに来て、第二市場に行かれる際は、
ぜひ「天天饅頭」に寄って、70年近くの歴史と懐かしい味を味わってみてはいかがでしょうか。