台湾に来て3年が経過。
これまで、内科や皮膚科や耳鼻科や眼科や歯科、色々な病院にお世話になりました。
そこで毎回思うのが、「台湾では、どうして薬がカラフルなのか?」です。
ちょっと調べてみました。
日本で処方される薬の色
一般的に、日本で処方される薬は「白色」が多いと思います。
表面に薬のコードが記載されていたり、たまに薄めの色がついている薬もありますが、そこまで濃い色の薬はあまり馴染みがありません。
そもそも濃い色は、着色料がたくさん使われているイメージです。
日本人は着色料に抵抗があるため、あまり好まれず、濃い色の薬が広く普及していないのかなと推測します。
台湾で処方される薬の印象
そのため、台湾に来て、はじめて色鮮やかな薬を見た時の印象は、
色濃すぎ!
薬1個のサイズがデカい!
薬の量が多い!
とりあえず、「なんか大丈夫かな」って印象を持ったのを今でも覚えています。
しかし、さすがに、3年も台湾で生活をすると、全く抵抗感もなくなり、これが当たり前のように今では感じれるようになっています。
では、果たして、薬をカラフルにすることに何か意味はあるのか?
私自身専門家ではないので、一つの説でしかないですが、「薬がカラフルな理由」について聞いた内容を説明します!
台湾のカラフルな薬の訳
1つ、薬の種類を区別するため
薬がカラフルになっている考えられる理由の一つは、薬の種類を区別するためです!
例えば、
- 赤色は気持ちを落ち着かせたり、血行に関わる薬
- 緑色は痛みや腫れを抑えたりする薬
- 黄色は解毒効果のある薬
- 白色は風邪などの咳や痰を良くする薬
どうやら製薬会社によって基準が違ったりするそうなので、詳しい話はわかりませんが、薬の色で、その薬がどんな効果を持っているのか、ある程度区別できるようになっているそうです!
2つ、子供に親しみやすくするため
子供にとっては、薬を飲むことほど、嫌なことはありません。
少しでも飲みやすくするため、色合いをカラフルにすることで、ぱっと見キャンディーのような印象を持たせて、
薬を飲むことの緊張や抵抗を、少しでも和らげたい、という目的もあるようです!
3つ目、味付けのため
2つ目の理由と関連しますが、少しでも薬本来の苦味を抑え、飲みやすくするために、色付きの甘い味がするコーティングをすることもあるようです。
子供向けの薬とかは、日本でも甘いものとかがあるので、それと同じ背景です!
4つ目、薬の劣化を分かりやすくするため
薬によっては、長時間放置した場合、劣化する可能性があります。
ただ、なま物の食材と違って、劣化状況が見た目では判断出来ず、ついつい薬の劣化に気がつかず飲んでしまいがちです。
私自身、薬がどのタイミングで劣化するのか、全く分かりませんし、判断もできないです。
そういった場合でも、例えば、処方された時は赤色だった薬が、もう白色になってる、とかであれば、劣化の可能性があると判断できたりするようです。
以上が簡単ですが、台湾の薬がカラフルである意味、の紹介でした!
他に感じたこと
私が個人的に、台湾で処方される薬のここが良いな、と感じた点は、
「1回で飲まないといけない薬がまとまっていること」です。
日本だと、処方された薬は、複数種類あっても別々で渡されます。
そのため、飲むときには、1個ずつ取り出して飲まないと行けず、たまに1種類飲み忘れたりすることもあります。
台湾の薬は、処方される時点で、1回で飲む薬がすべてまとまっているので、毎回薬を1個ずつ取り出す手間が必要なく、便利です!
最後に
これから台湾で生活をはじめる方や、すでに生活している方は、必ず台湾のカラフルな薬を目にすることと思います。
日本では馴染みのない鮮やかな色をしてたりするので、多少抵抗があるかもしれませんが、それにも何かしらの意味があります!
どうか少しでもみなさんの疑問を解消できたのであれば幸いです!
私も最近カラフルな薬を処方されたばかりなので、頑張って飲みきります!!