今回は、最近台中市内でもよく見かける、新しいシェアバイク「iBIKE 2.0」、について紹介していきます。
1.「iBIKE 2.0」って何?(変更ポイントまとめ)
2.今後の展開と注意点
3.利用方法
1.「iBike 2.0」って何?(変更ポイントまとめ)
現在、台中市内には「iBIKE 1.0」という黄色の外観のシェアバイクが一般的に利用されています。
「iBike 1.0」は、台中市内に約328個の駅があり、30分以内の利用時間であれば、なんと無料!
お財布にも優しいので、私も頻繁に利用しています。
台湾で生活する上で、欠かせない便利でエコな移動手段です。
自転車は、世界的にも有名な台湾の自転車ブランド「GIANT」による設計となっています。
今回新しく導入が始まっている「iBike 2.0」もまた、GIANTによる設計です。
では、一体なにが違うのか?ポイントをまとめました。
1-1. 自転車のデザイン
- フレーム色:「iBike 1.0」は、濃い黄色のフレームでしたが、「iBike 2.0」は、白色のフレームとなっています。
- 液晶(スクリーン):「iBike 1.0」ではステーション側に液晶(スクリーン)がありましたが、「iBike 2.0」では自転車のハンドルバー前に液晶(スクリーン)が付いています。
- シートの高さ調整:これまで、硬いスチールのレバーをひねって、手を黒く汚しながら調整する必要がありましたが、「iBike 2.0」では、備え付けのプラスチックのレバーを使って簡単に調整できるようになりました。手も汚れる心配がありません!
1-2. 太陽光発電のステーション
「iBike 1.0」は、ステーション(駅)の設置には、必ず電源が必要でした。そのため、仮にスペースがあっても、電源がなければ、新しい駅を設置できない、という難点がありました。
一方で、「iBike 2.0」のステーションは太陽光パネルが電源となるため、スペースさえあれば、どこにでも駅を設置できる、という柔軟性があります。
これまで設置できなかった場所にも設置可能となるので、かゆいところにも手が届くようになった、ということですね。
1-3. 支払い方法
「iBike 1.0」の支払いは、台湾の「悠遊卡(ゆうゆうカード)」のみが対応していました。
<※悠遊卡:日本で言うICOCAやSUICAみたいなプリペイド式のカード>
「iBike 2.0」の支払いは、「悠遊卡(ゆうゆうカード)」だけでなく、「携帯のQRコード」にも対応しています。
以上が、大まかな変更したポイントとなります。
2.今後の展開と注意点
今後の展開
主に台中MRT路線沿いを中心に設置されており、2021年2月10日現在では、すでに台中市内に133個の「iBike 2.0」の駅が設置されています。
今後、さらに設置場所を増やし、2023年に台中市内のシェアバイクは、「iBike 2.0」に統一される予定です。
「iBike 2.0」の目標設置数は、1,300個とのことなので、今後台中市内の移動には困らなさそうです。
注意点
勘のいい方はお気づきかもしれませんが、既存の「iBIke 1.0」と最新の「iBike 2.0」は、互換がありません。
そのため、「iBike 2.0」の自転車を、「iBIke 1.0」の駅に返却することはできないです。
移行期間中は不便に感じることもあると思いますが、専用のアプリで駅の位置を見ることができるので、事前に近くの駅と目的地付近の駅を確認してから、どちらかを利用するか判断するようにしましょう。
下記それぞれの利用可能な駅の位置情報です。
専用アプリもダウンロードできます。
3.利用方法
では、最後に利用方法の紹介です。
【使い方】
①電源ボタンをタップ ➡ ②悠遊卡 または 携帯のQRコード をスキャン ➡ ③自転車を引っ張る
【返却方法】
④自転車を駅に返却 ➡ ⑤悠遊卡 または 携帯のQRコード をスキャン ➡ ⑥完了!
借りる時や返却時に、問題がなければ短い音も流れるので、視覚だけでなく聴覚的にも確認できます。
以上が、台中で導入が始まっている「iBike 2.0」の紹介となります。
台中以外でも、台北や高雄でもすでに導入が始まっているようです。
乗り心地もさらに快適になっているので、これからもたくさんお世話になることでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
他にも台湾について知りたいことなどあれば、いつでもコメント・連絡ください。