開業も間近!
今回は台中MRTについて紹介したいと思います。
- 台中MRTとは?
- これまでの経緯・現状
- 試運転に乗ってみた
1.台中MRTとは?
ずばり、台中で開発が進められているMRT(電車)です。
台中に来られたことがある方なら、台中市内の文心路を覆うように建設されている鉄道路線を 見たことがあると思います。
今回開通するMRTは「緑線」と呼ばれ、<北屯総站駅> – <高鉄台中駅> 間の計18駅を結ぶ路線となります。
バスで移動すると1時間~1時間30分ほどかかる距離を、MRTで移動すると44分まで短縮できます。
これまで、高鐵で台中駅まで来た後、台中市内への移動はタクシーかバスが一般的で、バスだと1時間超の時間がかかったり、タクシーだと250元~300元くらいかかっていたので、MRTの開通後は移動手段の選択肢が増え、便利になること間違いなしです。
特に台中市政府の辺りは、台中駅から台中港につながるバスへのアクセスも大変良いので、MRTと交わる場所として、今後この辺りの住宅やホテルの人気が高まることが予想されます。
余談
元々、台中には電車が走っておらず、公共交通機関と言えば、バスしかありません。
ただバスには時刻表がなく、通勤に利用するのは少々リスクがあります。
私自身も、普段バス通勤をしていますが、日によってはバスの到着が遅れ、仕方なくUBIKEを必死に漕いで、会社まで行ったことが何度もあります。
バスも必ずしも交通の便がいいとは言えないため、台中市民のほとんどがバイクを移動手段としています。
そんな中、今回の台中MRT緑線は、台中で初めて開通するMRTとなるので、多くの台中市民も開通の日を待望しています。
台中も少しずつ都会への仲間入りの日が近づいている気がします!
2.これまでの経緯・現状
台中MRT計画は1990年代に始まりました。
当時金融不況への懸念などから、複数回にわたりこの計画は延期・見直しがされ、2010年以降台中の経済が急速に発展し始めたのを機に、台中市内のMRTの必要性・緊急性が高まり、緑線の開発計画が進みました。
当初は、下記のスケジュールで開発がすすでいました。
- 2020年11月16日:試運転開始
- 2020年12月19日:正式開通
しかし、試運転の期間中に、問題が発見されます。
試運転が始まって6日後の11月21日に、車両の車軸部分の破損が確認され、試運転を直ちに停止しました。
(幸い、この車軸に破損に伴う乗客への影響はありませんでした)
車軸の故障が確認された車両だけでなく、すべての車両を同時に停止し、問題の解明・対策を進めることとなり、
当初の12月19日正式開通のスケジュールは、延期となりました。
その後、約2か月にわたる調査・対策の末、春節連休期間の2月11日~15日、改めて列車の運転テストが行われます。
このテストの結果をもとに、状況を明確にし、市政府に報告が行われ、正式に試運転の再開時期が確定されます。
そのため、現時点では、試運転の再開時期・正式開通の時期の未定となります。
近々、情報の更新があると予想されるので、台湾ニュースを要確認です!
いずれにせよ、正式開通の日が近づいていることは間違いないので、早くも待ち遠しいですね!
3.試運転に乗ってみた
11月16日~11月21日の短い試運転でしたが、私はかろうじて乗車することができたので、駅構内の様子を紹介したいと思います。
- 市政府駅の外観
- 改札の様子
- 切符売り場
- 台中MRT路線図
- プロットホームの市政府の標識
<動画で紹介>
写真でみるより動画で見た方がイメージがわくと思うので、私が乗車した際の様子を動画にまとめてます。
以上いかがだったでしょうか。
台中で開発が進んでいるMRTの状況を紹介させていただきました。
コロナが終息し、今までのように海外旅行ができるようになるころには、台中MRTも開通していることと思います。
台中MRTの正式開通もコロナの終息も、その日が待ち遠しいです。
他に台湾について知りたいことがあれば、コメントください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。