こんばんは。
早速、登録したての「投資先生」のアプリを使って、台湾の色んな企業の情報を見ているのですが、
どこから見ればいいのか分からない…
売買を始めたいけど、どの銘柄に絞れば良いのか分からない…
そんな壁にうち当たってしまいました。
株を始めたばかりの方のほとんどが、同じ状況に直面していることと思います。
私も、日本語でもあいまいなのに、すべてが中国語なので、全くわからん。
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初心者ながらも色々と調べて勉強しました。
株価の割高や割安を客観的に測る基本的な指標がいくつかあります!
中でも基本的でかつ重要なものが
- PER (Price Earnings Ratio)
- PBR (Price Book-Value Ratio)
この2つです。
それぞれの指標から何が見えるのか?
台湾の株価であれど見るべきポイントは同じです。
中国語訳と合わせて、解説します!
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PER (Price Earnings Ratio)
- 英語 : Price Earnings Ratio
- 日本語訳 : 株価収益率
- 中国語訳 : 本益比
計算式は、
日本語
- 株価収益率(PER) = <株価> ÷ <1株あたりの当期純利益(EPS)>
中国語
- 本益比(PER) = <每股市價> ÷ <每股盈餘(EPS)>
となります。
ちなみに、EPSの計算式は、
- 1株あたりの当期純利益(EPS) = <当期純利益> ÷ <発行済株式総数>
となります。
つまり、PERとは、『現在の株価が、1株あたりの当期純利益(EPS)の何倍か?』を表した指標です。
このPERの倍率は、大体「10倍〜15倍」が標準とされています。
(もちろん、業界や会社によって状況は異なりますが)
そのため、
- PERが30倍であれば、1株あたりの当期純利益(EPS)に対して、株価が高すぎるため、割高。
- PERが5倍であれば、1株あたりの当期純利益(EPS)に対して、株価が低すぎるため、割安。
と判断できます。
PER(株価収益率・本益比)の数字が、
- 10倍~15倍より大きければ大きいほど、割高
- 10倍~15倍より小さければ小さいほど、割安
こう覚えると、簡単です!
例えば、この会社のPER(株価収益率・本益比)は、12倍です。
標準となる10~15倍の水準なので、この会社の株価は標準レベルにあると判断できます。
ただ、この指標だけを見て、株を買う判断するのは危険なようです。
というのも、株価が割安なのには、何か割安な理由があるはずだからです。
他の指標もしっかり分析してから、判断するようにしましょう!
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PBR (Price Book-value Ratio)
- 英語 : Price Book-value Ratio
- 日本語訳 : 株価純資産倍率
- 中国語訳 : 股價淨值比
計算式は、
日本語
- 株価純資産倍率(PBR) = <株価> ÷ <1株当たりの純資産(BPS)>
中国語
- 股價淨值比(PBR) = <股票市值> ÷ <每股淨值(BPS)>
ちなみに、BPSの計算式は、
- 1株当たりの純資産(BPS) = <純資産> ÷ <発行株式総数>
となります。
BPS (1株当たりの純資産・每股淨值) は、もしその企業が解散した場合に、株主に分配されることとなる資産のこと。
例えば、自分が1,000株持っている会社のBPSが60元の場合、
仮にその会社が解散しても、60,000元 (60元 × 1,000株)は、株主である私の手元に残るということです!
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それを踏まえて、もしその会社の現在の株価が60元だった場合、PBR (株価純資産倍率・股價淨值比)は、1倍となります。
会社が解散しても解散しなくても、PBRが1倍であれば、株主の手元に残る資産に変わりはありません。
そのため、
- PBRが2倍であれば、BPS (1株当たりの純資産・每股淨值)に対して、株価の方が2倍高い。 もし会社が解散した場合、その会社は株価の半分の資産しか持っていないため、株主の資産も半分になる。そう考えると、今の株価は割高。
- PBRが0.5倍であれば、BPS (1株当たりの純資産・每股淨值)に対して、株価が半分の水準。もし会社が解散しても、今の株価より2倍の資産を会社は持っているため、その分株主の資産も残る。そのため、今の株価は割安。
と判断できます。
PBR (株価純資産倍率・股價淨值比)の数字が
- 1倍より大きければ、割高
- 1倍より小さければ、割安
です!
例えば、この会社のPBR (株価純資産倍率・股價淨值比)は、5.38倍となっています。
この場合、1株当たりの純資産に対して、株価が5倍の水準にあるということです。
つまり、今の株価は割高、と言えます。
もし何か不測の事態がおこり、この会社が突然解散した場合、今の株価をベースにした資産の5分の1しか、手元に残らないということです。
リスク回避の意味でも、PBRはしっかり確認しておいた方が良いです。
以上、簡単にPER・PBRの説明でした。
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最後に
必ずしも、これらの指標で会社の状況が分かるわけではなく、
他にも過去の財務実績などにも目を通した上で、その会社に投資するかどうか、判断する必要があります。
中国語表記のアプリやネットの情報には、PERやPBRで記載されていないので、はじめは慣れないかもしれません。
まずはいろんな情報を見て、中国語に慣れることから始めるのが良いかもしれません。
下記URLから、Yahoo Fianceの中国語版にアクセスできます!
わたしも、はじめはどれがどれか分からず頭を抱えたので、自分の備忘録としても、今回まとめておきました。
あくまでも、1つの指標として、参考にしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!